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【本】『あさきゆめみし』

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期間限定無料のkindle版

「期間限定無料」というのにひかれてダウンロードしてみました。
高校から大学にかけて単行本を揃えて読んでいたし,今も手元にあるのですが,「完全版」というのはどんなものだろう?という感じで見てみましたが・・・

こ,これは。。。。カラーの挿絵があるのがいいですね。単行本を持っていても,挿絵はカラーじゃないので。

『あさきゆめみし』の役割

『源氏物語』については,原文を読むというのから,現代語訳,映画などなど様々な摂受のあり方がありますが,この『あさきゆめみし』は,かなりのレベルで原典を咀嚼しています。これは,学生時代,『源氏物語』をメインに研究されている先輩(博士課程)からも「まぁ脚色はあるけど,知らない人に大きな誤解も与えない範囲だし,最初に親しむにはいいんじゃない?」という感じのコメントを聞いたことがあります。

実際,例えば「空蝉」の巻はかなり後半になってから「回想」という形で出てきますが,それは『源氏物語』のストーリー展開から言えば,十分「あり」な脚色の範囲。
若紫との出会いのエピソードなんかも原典にはありませんが,話の膨らませ方としてはうまい脚色。

『源氏物語』が,ただ難しいだけの遠い古典文学としてでなく,現代,そして未来にも受け継いでいくべき日本の誇る文学作品として多くの人に親しまれるきっかけをつくった功績はとても大きいです。

読んだことのない方には絶オススメです。

久々に1巻を読んでみて,原文を読んでみたくなりました。

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