【散歩】今昔:暗い山道
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日常
今日も運動不足解消に…と,「かいがけの道」から「傍示の里」まで歩いてきました。
「かいがけの道」というのは,交野の古道のひとつで,京都から川をくだり,淀川から交野に。そしてこの「かいがけの道」で山を越えて大和に入るというのが近道のひとつだったようです。
冒頭の写真は,傍示の里で撮ったものですが,撮影時は18時31分。
今日の大阪の日の入りの時間が18時33分ですから,ほぼ日没のタイミングでの撮影でした。
空はまだ明るいですし,街中を歩くにはまだしばらくは不自由しないでしょう。
しかし,山の中となると…30分から1時間は日暮れが早く感じられます。
まして,このかいがけの道が尾根道ではなく,えぐれた谷筋の道だけに,その暗さは一層増します。
日没から約20分ぐらいを歩いてくだってきたのですが,だんだん足下は見えなくなってきますし,先の方はかなり見づらくなっています。行きには方々で聞こえていた鳥の鳴き声もいつの間にか消えています。聞こえるのは,ざわざわと木々の間を渡る風の音。枯れ葉を踏みしめる音。どこかで何かが転がる音。
真っ暗になる前に降りてきたのですが,昔の人にとっては怖い時間帯であったでしょう。
日本昔話でも,道に迷った旅人や猟師が,夜遅くに山の中で狐や狸にだまされる話が出てきますが,良く分かります。真っ暗な中に身を置くと,音に敏感になり,わずかな光の揺れが増幅される感じがするのです。
私は,非常に明るいLEDのマグライトを持参しています。もし万が一,真っ暗になっても数m先まで明るく照らしてくれる,強力なライトを持っているのです。
しかし昔の人は備えがあっても,ロウソクの明るさでは,足下の周りを照らすのが精一杯。何か音がして,そちらに向けても…確かめることすらできないでしょう。
暗い山道で想像力をたくましくしてしまうと,それはそれは恐ろしいことだっただろうなぁ…と思います。
私はなぜか真っ暗な山道を歩くのが結構好きで,時々夜間の山歩きをするのですが,昔の人たちはどんな思いで暗い山道を歩いていたのかなぁ…と考えながら歩いています。
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