【本】『竜馬がゆく』
公開日:
:
本
15歳の春に
司馬遼太郎の小説に初めて「はまった」のが,この『竜馬がゆく(文春文庫)』だったと記憶しています。
中学を卒業し,高校入学までの春休みに読んでいました。
つまり・・・
なんと,今から30年近く前のお話・・・(驚愕)
中学までは剣道をしていたので,そちらからの関心,読み方をしていたように思います(今の剣道も,基本的に「北辰一刀流」ですから,竜馬と「流れ」は同じですしね)
そうか30年も経つのか・・・(しつこい)
今,あらためて志士について
当時は,竜馬のことをどれぐらいわかっていたのか,正直,疑問です。
もちろん今までにも何度か読み直してきているはずですが,今回はかなり違う感覚があります。
例えば,吉田松陰について,ちゃんと本を読んだのはここ1年ぐらいのことです。
竜馬とは直接のつながりはありませんが,当然,「時代背景」として登場しますし,そのことへの関心が以前はありませんでした。
今だからこそ,「おー,そうか。あの部分がここにつながるのか」とわかることも増えてきました。
そして,今こそ,あらためて幕末の志士たちの動きを見ると面白いなと感じています。
読み物として
ただ,まぁ昔に比べたら,司馬遼太郎の本を,もっと純粋に「読み物」として楽しんでいるなと感じます。
司馬遼太郎には熱心なファンがいます。私もまあまあファンですが,心酔したり,信奉するのではなく,「娯楽」「大衆的」な扱いをしながら司馬遼太郎なりのメッセージの発信装置として読んだときに,あらためて面白いなぁと感じています。
今回ほど,この小説が面白いと感じていることはないかもしれません。
今はまだ2巻の真ん中ぐらいですが,これからどうつきあっていくか。
自分のことながら,楽しみです。
関連記事
-
-
【本】『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』
『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』 先日,大阪梅田の紀伊國屋書店に立ち寄ったとき
-
-
【本】【雑感】芥川賞
芥川賞受賞作品『火花』の増刷 ラジオを聴いていると,芥川賞を受賞した『火花』(又吉直樹著)がさらに
-
-
【本】『重力とは何か』
アインシュタインの予想から100年後の快挙 先日(2016年2月11日),アメリカを中心とした国際
-
-
【易経】『易経講話』
『易経講話』(公田連太郎・明徳出版社) 昨日紹介した『易を読むために』でも紹介されてい
-
-
【本】『オロビアンコの奇跡』(追記あり)
赤・白・緑の目を引くリボン いわゆる「ブランドもの」については,自分の好きな分野に関してはとことん
-
-
只管音読 國弘流英語の話し方
同時通訳の神様 國弘正雄氏の訃報に接して 同時通訳の神様と言われた國弘正雄氏がお亡くなりになりまし
-
-
【本】『必ず儲かる 沖縄観光ビジネス』
マインドマップ公認インストラクター仲間に,渡口昇さんという方がいます。 渡口さんは,沖縄の恩納
-
-
【本】『中学受験に失敗しない』
中学受験とはなんぞや? 私は中学受験はしていなくて,高校から京都の私立の進学校に通いました。
-
-
【電子書籍】Kindleニューモデル
新しいKindleが出る AmazonからKindleの新しいモデルが発表されています。 「
- PREV
- 【本】『壬生義士伝』(浅田次郎著)
- NEXT
- 【おススメ】パーフェクトペンシル9000番