【易経】『易経講話』
『易経講話』(公田連太郎・明徳出版社)
昨日紹介した『易を読むために』でも紹介されていますが,易をきちんと勉強しようと思うのなら絶対避けて通れない本の1つがこの『易経講話』です。(もう1つは加藤大岳著『易学大講座』)
1冊12,000円でしかも5冊セットでしか買えないという,ものすごくハードルの高い本ですが,高いから…と躊躇しているといつの間にか絶版になりかねないので思い切って買いました。
というのも,昨年の初夏に易の勉強を始めて,どうもこの本は必須らしい…と知ったのですが,当時は絶版中だったのです。
古書店在庫をWEB検索しても10万円を超えるような値段がついていました。
1958年7月に出版されて,後1996年に新仮名遣いに改めて新版として出版。
それが絶版になっていたのですが,なんと2013年6月,私が易を勉強し始めた頃になって新版の第2版が出たのです。
これは「買いなさい。買って勉強しなさい」ということだろう…と勝手に解釈して,友達からの誕生日プレゼントでもらったAmazonカードを活用させてもらって,昨年8月に,なんとかかんとか購入したのでした。
その後,読み始めたものの9月に入ってから仕事が忙しくなって易の勉強に時間が割けなくなり,読みかけのままになっていました。
最近,ようやく「易もしっかり学び直そう」と思うようになり,あらためて読み始めています。
見た目には圧倒される分量ですが,字が大きめなので読みやすく,語り口も柔らかいので,比較的楽に読み進めることができます。
易の本当に大切なことをきちんと伝えたい…という気持ちが伝わってくる本です。
最後まで読み通すには時間がかかりそうですが,心にしみてくる文章に触れること自体が幸せになる本です。
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