【本】DIVE!!
おすすめの本とは?
先日,ラジオで「中高生向けおすすめの本」という話題で投稿募集があり,なんと1位が『こころ』(夏目漱石)だったとのこと。
『こころ』を中高生向けおすすめで1位になるのにはなんだか違和感が拭えませんでした。もっと中学生のときにしか感じられない,その世代で読むことこそおすすめしたいものがあるんじゃないのか・・・という気持ちでした。
そんな思いをメルマガに書いたところ,知人から勧められたのがこの『DIVE!! (角川文庫)』でした。
「飛び込み」という競技にかける青春
オリンピックの中継でかろうじて見たことがある・・・そういう競技,種目がたくさんありますが,その一つが「飛び込み」でした。
高さ10mの飛び込み板から,最高時速50kmを超えるスピードで落下していく間のわずか1.4秒の間に技を魅せる競技。
本当に一瞬で,一瞬だからこそ美しいとも思うわけですが,その競技にかける中高生の熱い戦い。
突然降ってわいた「オリンピック出場」を目標に駆け抜ける青春。まさに「青春」の物語です。
なるほど中学生に読んでほしい
中学生には中学生にしか感じられない思いがあるはずです。
同世代だからこその共感があったり,反感,あるいは羨望か嫉妬か。
そういう読み方は,同世代にしかできないものです。
なるほどそういう点で,この小説は中高生にこそ読んでほしいと感じました。
一人一人の抱えている気持ちが切なくなるほどきちんと描かれていて,丹念に読めば,誰かお気に入りができ,誰か気に入らなくもなり,そういう読書の楽しさも得られるのがこの小説だと感じます。
あまり細かいことはあえて書かずにおきます。
何かに一生懸命な中学生ならきっと勇気付けられるでしょうし,一生懸命になれない中学生も,ひょっとしたら何かやってみようという気になるかもしれない。
ぜひ中学生に読んでほしい小説でした。
関連記事
-
-
【電子書籍】Kindleニューモデル
新しいKindleが出る AmazonからKindleの新しいモデルが発表されています。 「
-
-
【本】『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』
『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』 先日,大阪梅田の紀伊國屋書店に立ち寄ったとき
-
-
【映画】インセプション
huluで気晴らし ここ数日,アレルギー性と思しき咳と喉の痛みでやや低調気味。 今日の午後はとに
-
-
【映画】『エヴェレスト 神々の山嶺』
映像化不能と言われた作品の映画化 昨年秋に「ついに映画化される」という情報を耳にして,ずっと楽しみ
-
-
【本】ボールジャグリング百科
ジャグリングの独学は結構辛いもの ボールジャグリングに興味を持ったものの,身近に指導者がいるわけで
-
-
【本】『横浜をつくった男』
易聖・高島嘉右衛門 『易経』に興味を持って,少し勉強すれば,必ずこの名前を目にします。 易聖・高
-
-
【USJ】ハリーポッターの世界を楽しむ
ハリーポッターの世界 Harry Potterは,私にとっては「英語再学習」に当たって「加速度」を
-
-
【本・マインドマップ】ふだん使いのマインドマップ
実際,どうなの?マインドマップって? 「マインドマップ」という言葉は聞いたことはあるし,本を読んで
-
-
【易経】『リーダーの易経』
龍の物語で読み解く『易経』の入門書 待ちに待った新刊 易経研究家の竹村亞希子先生の最新刊が出まし
- PREV
- 【本】『算数的思考法』
- NEXT
- 【本】新体系・中学数学の教科書(上・下)

