【本】『考える鉛筆』
やっぱり鉛筆が好き
文房具好きにも色々なタイプがあって,なんでも好きという人から,特定の分野にこだわる人もいるでしょう。
その中でも「筆記具」はおそらく,どの分野よりも偏愛度が高いんじゃないかと思うのですが,どうでしょう?
「万年筆」はその中でも値段からも,バリエーションからも王者的存在ですが,値段的にはその逆に非常に安いものの,とても楽しい分野が「鉛筆」ではないかと思うのです。
私自身も,万年筆も大好きですし,ボールペン(油性)もよく使いますし,マインドマップをかくときにはカラーペン(水性)と色鉛筆がメインです。
でも,鉛筆も好きなんです。
鉛筆だけが入っているペンケースを一つ用意しているぐらいです。
算数の問題を解くときに一番活躍します。
他の科目だと,カラフルにマインドマップでまとめるのがいいのですが,算数の問題を解く,という行為には鉛筆がぴったりなのです。
なぜ?と問われると,それだけでも長文になるのですが,そういう気持ちがそこでつながっているなあ・・・と感じた本が,『考える鉛筆』です
『考える鉛筆』
Amazonで見かけてずっと気になっていたのですが,先日,ようやく購入しました。
これがなかなか面白い。200ページ弱の本ですが,しっかりとした装丁も好感が持てます。
文庫本より一回り大きいサイズなのに,ハードカバーなのに軽やか。
ある意味,この本自体が鉛筆の雰囲気です。
木でできていてしっかりしているのに軽やか。そういうイメージが最初から繋がりました。
中身も相当です。
鉛筆愛に溢れています。
「はじめに」の次がいきなり「削る楽しみ」です。
鉛筆は書く道具なのに,いきなり「削る」から入るんですから,相当マニアックとも言えます。
でも,鉛筆好きからすると,「わかる,わかる〜」と思いながら読み進むことになります。
鉛筆の削りカスの香り。たまったカスを捨てる時に,ティッシュで包むのですが,その時に「ふわふわ」とした感触を楽しむ気持ち。
鉛筆に興味のない人にはちょっと理解しにくいかもしれませんが,ちょっと使ってみると,共感するところはたくさんあるはずです。
ただ,どのメーカーのどの鉛筆がいいか,といううんちくを事細かに欲している人には若干物足りないかもしれません。
でも個人的には鉛筆は1本単位で買えるし,安いものです。
万年筆のように,1本数万円だから,お気に入りまでの道のりはできるだけ最短に・・・というのとはやや趣が異なります。
定番を使ってみて,他も使ってみたって,1,000円,2,000円で済みます。
楽しみ方を知り,使う心地よさを感じることで,きっと鉛筆好きになります。
マインドマップを鉛筆だけでかいてみる
さて,鉛筆が好きと言いつつ,マインドマップではほぼ使ったことがありません。
というのも,マインドマップは「カラフルにかく」のが基本だからです。
やむをえず単色でかくこともあっても,わざわざ単色でかくことはしていませんでした。
でも,ふと,「好きな筆記具でかくこともいいことなのではないか?」とこの写真です。
本の内容を,覚えている限りでさらっと書いてみたものです。
鉛筆だけでも,ブランチの形や文字を工夫したり,イラストを入れることでマインドマップらしくなると感じました。
まだまだ文字の書き方などに工夫の余地はいくらでもありそうですが,一つの可能性をつかんだことは収穫でした。

関連記事
-
-
【本】『東京ラブストーリー After 25 years』
思いがけない単行本化 昨年1月下旬発売の『週刊ビッグコミックスピリッツ』に創刊35周年記念読切とし
-
-
【文房具】ステッドラー・ノリスクラブ12色
マインドマップと色鉛筆 マインドマップを描くときに欠かせないのが,カラーペンと色鉛筆です。
-
-
【英語】「英単語学習の大革命!?Part3」
文脈を無視しない Kindleを使っての英単語学習の話を書こうと思って,前置きが長くなりすぎました
-
-
「偏愛マップ」を描いてみましょう
昨日(4月20日)は,マインドマップを受講仲間との研究会を開催していました。 受講仲間でマ
-
-
【本】『男の風格をつくる論語』
やっぱり『論語』 6月末にふと「論語普及会」の本部を訪ねました。 安岡正篤先生の『易学のしお
-
-
【本・漫画】『鉄子の育て方』
久々にピンときた漫画 私が漫画をよく読むようになったのは大学に入ってから。 そのあと漫画喫茶で『
-
-
日本赤十字社の取組から
日本赤十字社が「新しい幼児安全法短期講習」として,親子でマインドマップを描きながら,楽しく事故予防に
-
-
【易経・本】『易を読むために』
『易を読むために 易学基礎講座』(黒岩重人著・藤原書店) 試しに「易経」をキーワードに
-
-
【本】『授業に生かすマインドマップ』
具体的にどう使うの? マインドマップが役に立つらしい… そういうことは耳にしたことがあっても,で
-
-
【本】『竜馬がゆく』
15歳の春に 司馬遼太郎の小説に初めて「はまった」のが,この『竜馬がゆく(文春文庫)』だったと記憶
- PREV
- 【日常】あれこれお買い物
- NEXT
- 【本】『小暮写眞館』
