【本】ボールジャグリング百科
ジャグリングの独学は結構辛いもの
ボールジャグリングに興味を持ったものの,身近に指導者がいるわけでもなく,クラブやサークルもない。
一人で勉強するしかない…というのは結構辛いものがあります。
それでも,今の時代は本当に便利になりました。
YouTubeには優れたパフォーマーたちの「入門指導用動画」があふれています。
※わかりやすい説明を付けてくれている動画をアップしてくださっているパフォーマーはそれだけでファンになりますね。
ボールジャグリングに関しては,日本ジャグリング協会の「ジャグリング検定」のページには,一つ一つの技の動画もあります。これだけでも相当に価値があります。
でも動画だけ見ていても「何がどうなってるんだか?」と思うこともたくさんあるのがジャグリングです。
そんな時に,「技の解説書」があると非常に重宝します。
ボールジャグリングについては,ジャグリングショップ・ナランハさんから「ボールジャグリング入門」という本が出ていて,これがまた非常にわかりやすいのですが,これともう一つ,どうしても欲しかったのが「ボールジャグリング百科」でした。
まさに百科事典 でもそれだけじゃない!
この「ボールジャグリング百科」は,その名の通り,ボールジャグリングに関する様々な技が網羅されている百科事典です。
百科事典なので,記述は「基本技から難しい技へ」という並びではなくて,アルファベット順です。
それでも,関連する技へのリファレンスもしっかりあるので,ある技の基礎となるのがどれか,あるいは応用技はどれかということもよくわかります。
そしてこれは翻訳がうまいからこそなのですが,英国風のシャレというかジョークがほどよく味わえます。
百科事典なのに読んでいて楽しい。これは読んで初めて気付きました。
残念ながら今は入手困難な本
これはとても素晴らしい本なのですが,随分前に絶版になっていて,Amazonでも古本で結構なプレミア価格がついています。
ということで,一度はあきらめて,今でも入手が簡単な洋書の方を買っていました。
洋書は「Charlie Dancey’s Encyclopaedia of Ball Juggling」というタイトルです。
購入したものの「どうせ百科事典だし,必要があったら引いたらいいか」というぐらいに思ってしまっていました。
英語自体は難易度はめちゃくちゃ高いわけじゃないのですが,そもそも書いてあることはジャグリングですから,ちょっとわかりにくくなりやすい部類です。そこに英国風ジョークもありますし。。。。
できれば日本語版を入手されることをお勧めしたいところです。
私は「やっぱり探したい!」と本気で思い直して店頭在庫を探し回って,北海道から送ってもらい無事入手しました。
私は,今回一通り日本語で読めたので,今度はあらためて英語版でも読んでみようかなと思わされた本でした。
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