*

【易・本】『最高の人生教科書 易経』

縁尋機妙で導かれた易経との出会い

私が『易経』に興味を持つようになったきっかけは,小田全宏先生との出会いでした。
小田先生が主宰されている「アクティブ・ブレイン」の記憶術セミナーで小田先生に出会い,そこで「縁尋機妙」という言葉を教わりました。

今日,ここにあなたがいること,私がいることは様々な縁があってのこと。
そのひとつひとつを解いていくと,縁とはなんとも妙なるものかな。

それが縁尋機妙です。

そこから安岡正篤先生のお話を聞き,『易経』への関心の扉が開かれていったのでした。

当初は小田先生の易経講座に参加しようかと思っていたのですが,先に本で独学をスタートさせました。

最初は,『易と人生哲学 (致知選書)』(安岡正篤著)がスタートでした。

これも1回は途中で挫折してしまったのですが,2回目でなんとか読み切り,全体像をおぼろげに掴みました。

その次が,同じく安岡正篤先生の『易學入門』。これはかなり難しいのですが,むしろがっちり書かれている本と取り組んだことで,「易は面白い!」ということを感じるようになりました。

そこからは,『易経〈上〉 (岩波文庫)』『易経〈下〉 (岩波文庫 )』と『易―中国古典選〈10〉 (朝日選書)』とどんどん深みにはまっていくことに…

小田先生がついに『易経』の本を執筆

小田先生が『易経』について本を書かれるらしい・・・とは人づてに耳にはしていました。

それがついに実現したのが,この『最高の人生教科書 易経』です。

小田先生のセミナーや講演会で直接お話を聞くのはもちろん,講演会の録音CDを繰り返し聞き,本も読んできた私には,「ああ,なるほど小田先生らしい易の本だな」と感じました。

出版されたのを知り,早速手に入れて一気に読みきりました。

『易経』とどう付き合うか?

私にとっては『易経』はもはや「ライフ・ワークとして,一生をかけて探求しよう」と思ったテーマでもあり,かつそれゆえに「どこまでも修行中の身」という思いはあります。

なにせ勉強を始めてまだ3年に満たない初学者レベルです。
ぼちぼち毎日Twitterでつぶやいたりもしていますが,あくまで自分の勉強の足跡の範囲。

そのレベルの私が,小田先生の本を「批判する」なんておこがましいのですが,率直に感想を述べるならば,『易経』を占いの面からも活用しようとするには,簡便すぎるかなあという気もします。

本文はありません。原文はもちろん,書き下し文もありません。
卦辞,爻辞もありません。
ある卦についての全体的なイメージをわかりやすく書いてある…というものです。

これが良くないか?と言われると,「まあ,これはこれで,こういう付き合い方もあるでしょう」と感じました。

加藤大岳先生の『易学大講座』を初めとして,『易学通変』などを読むと,易のダイナミズムに卒倒するぐらいなのですが,あまりにそれが行き過ぎると「易に淫してはならぬ」という戒めも脳裏に浮かびます。

私自身,「易に淫する」ところが全くないかといわれると,そちらにこころ強く惹かれるところもあるぐらいですので,そういう目から見ると,ある意味「物足りない」ように見えるのはいたしかたありません。

つまるところは,どう付き合うかです。
中国古典,東洋思想の奥深い知恵をどのように人生に活用していくのか?

人によっては『論語』がメインになるかもしれないし,『孫子』かもしれません。
私は『易経』ですが,何を選ぶかも,どう付き合うかも人それぞれ。

この本は,その付き合い方の一つのスタイルというか,姿勢のあり方を知る,というのにはいいかもしれません。

関連記事

【本】新体系・中学数学の教科書(上・下)

算数から数学へ 私は今,RAKUTOという学習塾で子供達を相手に授業をしています。 子供

記事を読む

【易経】『易経講話』

『易経講話』(公田連太郎・明徳出版社) 昨日紹介した『易を読むために』でも紹介されてい

記事を読む

【易経】「毎日音読」まとめ(その2)周易(下)

【周易音読】(下巻)澤山咸から火水未済まで(3月20日から4月22日まで) 上巻についてはこちら 

記事を読む

【本】『横浜をつくった男』

易聖・高島嘉右衛門 『易経』に興味を持って,少し勉強すれば,必ずこの名前を目にします。 易聖・高

記事を読む

【易経】音読の素材

2月に竹村亞希子先生の易経講座を受講して以来,毎日少しずつ『易経』の本文,そして「繋辞伝」を音読して

記事を読む

no image

【易経】易が持つイメージ力のすごさ

このブログを作った時に最初に用意したカテゴリーが, マインドマップ 日常 易経・易学 映

記事を読む

【本】『東京ラブストーリー After 25 years』

思いがけない単行本化 昨年1月下旬発売の『週刊ビッグコミックスピリッツ』に創刊35周年記念読切とし

記事を読む

【本】『授業に生かすマインドマップ』

具体的にどう使うの? マインドマップが役に立つらしい… そういうことは耳にしたことがあっても,で

記事を読む

no image

【読書】『嫌われる勇気』

正月明けに書いたマインドマップなので,ちょっと前のものなのですが,最近またあらためて仲間内でアドラー

記事を読む

no image

【教育】興味を持たせることの大切さ

コンパスと定規があれば無敵 小学校高学年の頃のことだと思います。 角川文庫から出版されていた

記事を読む

no image
iMindMapアプリでセミナーメモ

マインドマップでセミナーメモ セミナー,講演会などに参加した時に,そ

【本】『東京ラブストーリー After 25 years』

思いがけない単行本化 昨年1月下旬発売の『週刊ビッグコミックスピリッ

no image
【本】『小暮写眞館』

ブログ再開 気がつけば半年近くもブログを更新していませんでした。

【本】『考える鉛筆』

やっぱり鉛筆が好き 文房具好きにも色々なタイプがあって,なんでも好き

【日常】あれこれお買い物

気楽なエントリー 久しぶりのブログです。 毎日メルマガで発信し

→もっと見る

PAGE TOP ↑